看護師の転職理由別求人

ここでは、看護師が抱える悩み、離職した理由を紹介し、その対処方法を伝えていきます。

【看護師の離職理由と求人情報】

看護師は昔から3Kとよばれ、さまざまな職種がある中で非常にきつい仕事といわれています。
その証拠に、常勤看護師の年間離職率が10～15％にも上るのです。実に10人に1人以上は一年間のうちに離職しているということなのです。その理由はさまざまあり、看護師のきつい仕事内容だけでなく、他の職種でも見られるような人間関係のトラブルなどもあります。

また、一般的な会社員やOLに比べると給与は高いのですが、仕事の内容に見合っていないという理由もあるようです。その他には、看護師には女性が9割もいるため、結婚・出産・育児など、また家事や家族の介護が理由で離職または条件のいい病院へ転職するのです。

個人的理由による離職

転職理由	割合（％）
妊娠・出産	30.0
結婚	28.4
育児	21.7
健康・体力の不安	16.4
引っ越し	15.8
夫の転勤	13.5
家事との両立ができない	12.5
気分転換	11.4
通勤	6.9
家族の介護	6.8
他業種への興味	5.4

※複数回答可

職場環境等に関する理由による離職

転職理由	割合（％）
勤務時間が長い	21.9
夜勤がつらい	17.8
命を預かる責任感	14.9
休みが少ない・取れない	14.4
上司とのトラブル	11.3
雇用形態への不満	8.6
給料が少ない	6.0
スキルアップできない	5.7
医師とのトラブル	5.7
福利厚生への不満	3.5

※複数回答可

こういったデータを参考にし、大きく分類すると

◎出産・育児、家事との両立への不安
◎転居による転職（結婚・夫の転勤等）
◎人間関係のトラブル（上司・医師・同僚等）
◎仕事内容がきつい（夜勤・残業・責任感等）
◎給与・待遇
◎福利厚生
◎スキルアップ・研修制度

などに分けられるでしょう。
ただ、これらの理由は病院によっては解消されることも多々あります。そのため、せっかく苦労して取得した看護師の資格ですし、好きで目指した道ですから、離職ではなく転職という形で進めていくといかも知れません。

離職理由を解消できる病院のタイプ・特徴・サポート体制

出産・育児・家事関係・・・産前・産後休暇、育児休暇、有給休暇がとれる病院、院内保育が可能な病院

人間関係のトラブル・・・医師・看護師の数が少ない病院

仕事内容・・・日勤のみ、残業なし、命にかかわる診療科ではない病院

給与・・・平均年収よりも高い、手当がしっかりつく病院

福利厚生・・・旅行、優待、寮、食堂、などの福利厚生が整っている病院

スキルアップ・・・ブランクのある人でもOK、研修・教育システムが確立されている病院

【看護師求人サイトを活用】

こういった悩みを解決できるのが、看護師求人サイトです。求人サイトは、ハローワークや求人情報誌よりも求人数が多く、その中から厳選して自分にあった病院を見つけることができるのです。

ただ、実際求人情報を見ただけでは、その病院がどのようなところなのか見当がつかないでしょう。本当の詳細は働き始めないとわからない部分もありますが、求人サイトのコンサルタントは、その病院の評判、病院の雰囲気などを知っている場合があります。そのため、事前に自分の悩みが解決できるのかどうかを判断してくれるのです。

転居による転職の場合も、全国各地の求人情報を24時間いつでもパソコンやスマホでチェックできます。
まずは、ちょっとでも転職を考えたなら、利用は無料ですか、とりあえず参考まで看護師求人サイトに登録するといいでしょう。